ミニベロ(Dahon DOVE)フロントディレイラー第3弾 長谷川自転車商会で発掘のユーレー リジド組付でロッド式変速機の股下チェンジ 木製ボトルケージ付けて14インチでビワイチ?


作品紹介

作品名
ミニベロ(Dahon DOVE)フロントディレイラー第3弾 長谷川自転車商会で発掘のユーレー リジド組付でロッド式変速機の股下チェンジ 木製ボトルケージ付けて14インチでビワイチ?
材質
使用した道具
ドリルスタンド
作品コメント
 事の起こりは、夏に長谷川自転車商会へ『サンプレックス スーパーLJ装着のカワムラ ライカ16インチのミニベロ』で伺った際に、宝の山からユーレーのロッド式フロント変速機のリジドを何気に見つけた事からでした。フレームへの固定部品や羽根先端の連結ピンが欠損し錆も浮くなどのグレードですが、ヘリコイド稼働機構は問題なく動くので、固定方法を何とかしたら良い変速機になるよと、ハセガワの親父さんの悪魔の囁きがメカ心を動かしました。後日決心して譲り受けに伺い、対象に考えているDahon DOVEへの固定方法を早速検討です。既にサンプレ プレステージで『第1弾』、『第2弾』とフロントディレイラー装着工作を行って、前後とも軽快にサムシフトが出来るようになっていたのを、フロントロッド式に切り替えると変速しにくい姿勢になる事と、FD固定位置の制約からフロントトップギヤを今の47Tから結構減らさねばならない事など、機能低下は避けられない事が判りました。しかし、いつかはデモンタブル車をと衝撃を受けた、股下チェンジ(シートチューブ上部のサドル下に設けた変速レバーを操作する)のニューサイクリング誌の写真を見ての高校時代からの願望で、工作着手の決心です。
 FDの設置位置がDahon DOVEの補剛版とフレームで囲まれた3角形空間ゾーンに限られるため、リジドの羽根とギヤトップ歯との干渉当たりを避けるには41T位に小さくせざるを得ないが、それでは余りに小さいので44Tにして羽根を泣く泣く少し削る事にしました。余談ですが、14インチでビワイチ(185kmを実走8時間強で!)を完遂されたT編集長や北山さんブログによると、リアトップ9Tに対しフロントは前者48T、後者は46Tだったとかで、走行力確保では少なくとも44Tが必要と自己納得させました(これでビワイチをやるつもりは今のところありませんが)。セカンドもバランス調整で38Tに変更し、羽根先端連結ピンはサンプレプレステージから持ってきました。また、補剛版もフレーム強度限界(目分量で)まで削ってFDのヘリコイド軸部を収める空間を確保しました。
 その上で、FD固定(軸の回転力からのブレを止めるのでスライド式の第1,2弾より難しい)用の欅製ブラケットを切り出し、エポキシパテでフレームにフィットさせ、第1弾で補剛版に開けたビス穴でフレームに固定です。リジドの軸ボルトは特殊ネジ規格だったので、ナット探しにネジの永井さんへ伺い探し出してもらいました。永井さんも学生時代にハセガワで片倉シルクのランドナーを組んで貰って走っていたそうで、話が盛り上がりました。
 リア変速機はSHIMANOクレーンですが、変速レバーをシートポスト固定クランプのレバー軸に留める事とし、中華レバー部品や長物スペーサーを組み合わせて固定です。更にそのクランプのフレームストッパー用のM4ネジ穴を使って、ボトルケージを設ける事にしました。すでにある(1個目)ケージに自転茶箱を載せたり、長距離を走る場合の追加のボトルを載せるために2個目用の木製ケージ受けを作りました。木部の凹み部とフレームをフィットさせM4ネジ1点で固定することにして、木部設計です。上部に片持ち突き出す木部材固定のため強度のある欅を使い、前後チェンジの邪魔にならないスリムでピッタリの木製ケージ受けにしました。
 FDロッドと干渉する事から、RD用含めたレバー右側集合は叶いませんでしたが、股下変速というか足首位置に変速レバーを集合させて、これで本式ではない折り畳み式ですが、念願のデモンタブルの完成です。カワムラ号の学生時代の第1次改造の際に、RD用レバーをシートチューブ上部に設置してのなんちゃって後ろ用の股下レバーはしていましたが、前後揃いは初めてです。
 案の定、足首チェンジは、小諸の中堀さんご指摘の通り大変使い辛いですが、念願かなって満足です。でも変速動作が苦しくなってきたらリアだけは以前のサムシフトに戻すかもね。

IPadの防水カバー付き自転車架台をリクセン加工したオーストリッチバッグに載せてGPSナビを スーパーLJのミニベロで
ミニベロ(Dahon Dove)のフロントダブルに供するフロントディレーラーの木製ブラケット
自転茶箱、ボトルケージに納まる自転車用茶箱をトリマル君で。ミニベロ(Dahon Dove)のフロントディレイラー、多段化の第2弾

 

作者紹介

作者名(ニックネーム)
sarusuberi
年齢
60代
木工歴
0~5年
お住まい
東京都
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