キャンプのグリル台を耐火塗料塗布の木工工作。ミニガスコンロで性能確認試験。遮熱板テーブルも誕生


作品紹介

作品名
キャンプのグリル台を耐火塗料塗布の木工工作。ミニガスコンロで性能確認試験。遮熱板テーブルも誕生
材質
4mm,5mm合板、難燃化塗料
使用した道具
トリマーテーブル、ジグソーテーブル
作品コメント
登山、山スキーや自転車の趣味で登山用具は結構使ってきましたが、所謂低地キャンプ用の道具類はこれまであまり持っていませんでした。しかし茶道趣味が加わった事で野点の道具類に嵌り、その延長からテーブルや燻製道具類にも手を伸ばし始めました。オマケ入手の網が、φ3ステンレス棒組みのしっかりした物だったので、小型野点台兼テーブルの相手として同じ木製で折り畳み式グリル台を作る事にしました。

グリル台というのは、ガスコンロ等の火器をグリル網の下に入れて、上の鍋重量を支えかつ風除けも担う役割を果たします。よく使われるのは金属材料ですが、手持ち木板で十文字(相欠き接ぎの方法)の構造で造る事とし、最近話題の木造耐火機能にもトライする事にしました。木造ですから完全耐火は無理ですが、難燃機能が確保される塗布剤を使うことにしました。
手持ちのガスやアルコールコンロの中から、使い勝手の良い火器の組み合わせで台寸法を決め、最近出来た集塵機付きトリマー兼ジグソーテーブルの工作初使いとなりました。玄関土間での工作は集塵機能も順調で、仕上げに耐火(難燃)塗布剤を吹付けます。遮熱板テーブルにも変身出来ると判った小型野点台兼テーブルの下面とコンロ開口にも吹付ました。蟻溝部は滑りが悪くなると組立支障になるのでマスキングして。

木部に炎が大きく当たりませんが、輻射熱は受けるので木材の変質が気になります。それで、どうせ火を燃やすならと、冬には行なっていなかった沸騰試験(蓋付きエバニューカップ400FDで300ccの水の沸騰時間を測る)を手持ち火器群で行なって影響を確認する事にしました。使うのは、①プリムスP-115コンロ+プリムスIP-110ボンベ(グリル台用寸法)、②岩谷ジュニアガスバーナーCB-JCB、③中華コンロ1号(TOOGOOミニガスバーナー、HOTERY Ht-5015タイプ)、④中華コンロ3号(SODIALサイフォンヒーター、アズワンR2001タイプ)、⑤BRS-3000Tコンロ+プリムスPA-100ボンベ(IP-9002)、⑥BRS-3000Tコンロ+カリフォルニアパティオアダプタ+イークッカーボンベ、⑦中華アルコールコンロ(Trangiaタイプ)+エバニューゴトクEBY258(火力調整蓋は使用出来るが全開で使用)+Soto焚火台ST-941 の7組です。ガスは①だけはIP-110缶標準のパワーガスで、②~⑥はカセットボンベ(CB缶)からの充填で用意です。③④にはSotoゴトクSOD-460を専用改造したのを付けてます。

全部の燃焼沸騰試験を行なった後でも、木質の大きな変化は見られず、耐火(難燃)塗料の効果はそれなりに効くようです。グリル台はしっかりしており、小型野点台と同様に組立も簡単で携行時にはコンパクトになるので、早く使えるようになると良いなと願ってます。また試験過程で思いついた事で、小型野点台に10㍉程の下駄を履かせると、②CB-JCBの遮熱板テーブル(市販の金属製では新渡戸稲造札クラス)として熱劣化を留意しつつ使えそうで、脱着式ゲタを用意して観察しながら使用していきます。

 

作者紹介

作者名(ニックネーム)
sarusuberi
性別
男性
年齢
60代
木工歴
0~5年
住所
東京都
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