ドリルスタンドを軸に、木工旋盤擬き、XY工作盤、回転工作盤と要注意工作台を展開
mitene > 全作品一覧 > ドリルスタンドを軸に、木工旋盤擬き、XY工作盤、回転工作盤と要注意工作台を展開
作成者:OFF
2020年11月5日
作品紹介
- 作品名
- ドリルスタンドを軸に、木工旋盤擬き、XY工作盤、回転工作盤と要注意工作台を展開
- 材質
- ドリルスタンド、可変速電動ドリル、XY工作盤、回転盤
- 作品コメント
- 趣味の茶道や登山、自転車のための色々道具の細工のために、固定旋回機械(特に木工旋盤)が欲しくなります。しかし、粉塵や費用といった点は遣り繰りできても、置くスペースの問題はどうしようもありません。苦肉の策として、最低限欲しかったボール盤擬き(本物は置き場が無い)として、作業台兼収納台として移動式木製作業台を作り、そこにドリルスタンドを載せる形にしました。これだと作業終了後はスタンドを中に納めて物置に置くことが出来ます。作業台は万力等を外せば、工作台として使えるという目論見でした。
手持ちの充電式ドリルはスタンドに嵌めて連続運転出来る仕様では無かったので、最初は前後振動式(回転も可能)の木彫機(HCT-30)を組み付けて切削していました。しかし毎分12,000回転と高速でこの目的には色々不都合も多く、もう少し低速のが欲しいなと思ってたら、スタンド口径にぴったりのROD-510を好都合で入手できて色々な穴開けに使いました。
そうした中、スタンドがドリルを水平にしたり平面旋回出来ると思い出し、要注意な使い方を考えるようになりました。但しあくまで自己責任で充分な注意を払っての使い方です。
木工旋盤擬きに必要な、工作物を掴むチャックや軸芯は中華市場で入手し、フェースプレートは部品を組み合わせての自作です。旋盤工作は、木製茶入れの外側を削ったり、茶道具仕覆の一つである網袋作成に必要な円柱をバルサ角材から作ったりという、小口径で低負荷に限ってますが、もう少し口径の大きなものを工作したくなりました。
それで、ドリルの鉛直使いで、工作物を固定にしてのXY移動が出来る工作盤を設置し、コンパクト化して茶籠に組みこむ茶碗工作等を行っています。切削中に工作物を移動するというフライス盤的な工作は、ドリルとスタンドへの負荷が大きく止めてます。
次に、XYだけでは削り自由度がイマイチなので、回転する工作盤を作りました。旋回台は椅子や回転テーブル用の部品からドリルスタンド上に載る一番コンパクトなのを探して、その上には工作物を把持する台を載せました。把持装置はいろんな部品の貼リ貼り工作が必要で手間が掛かるので今のところ把持軸長短の2軸ですが、固定度を上げるため4軸まで拡張する予定です。回転工作軸とスタンド台中心とを合わせた状態で、ドリル軸を偏芯させて工作物を回転することで同心円場所の任意の円形工作が出来るという代物です。切削工作時に旋回作業をしたいところですが、ドリル軸に負荷が掛かるので鉛直ドリル作業毎に一寸ずつ回転させての方式にしています。
ここまでくると、本物の木工旋盤とボール盤が欲しいところで、置き場が何とかならないかと模索中です。
作者紹介
- 作者名
- sarusuberi
- 性別
- 男性
- 年齢
- 60代
- 木工歴
- 0~5年
- 住所
- 東京都