スーパーLJ装備のミニベロ とらやの菓子用の組み立て式菓子箱を積んで野点へ 密閉容器内臓で水を持ち運べる水指も2種製作


作品紹介

作品名
スーパーLJ装備のミニベロ とらやの菓子用の組み立て式菓子箱を積んで野点へ 密閉容器内臓で水を持ち運べる水指も2種製作
材質
桂 アガチス 欅 朴
使用した道具
トリマル君
作品コメント
 6月16日は和菓子の日でした。バレンタインの様に某メーカーが仕組んでの日ではなく、嘉祥元年(西暦848年)のこの日に、当時の天皇が疫病除けと健康招福を祈って菓子を神前に供えて祈った事を起源として始まり、江戸時代には幕府主催の嘉祥の日行事が行われていたという故事に因んで、全国和菓子協会が1979年に制定した由緒正しき記念日です。そのためにという訳ではありませんが、ミニベロで『自転茶箱』の野点に行く際に、フロントバッグの中でしっかり保持できる菓子箱を作ることにしました。お菓子を購入しに行く時はコンパクトに折り畳めて、組み立てると生菓子ケースを鉛直重ねした状態で、リクセン受け付きの小型フロントバッグの中にすっぽり収まる形式を考えました。生菓子ケースは大型のとらやサイズで考えて、箱の表裏両方向への折り畳み方式で板サイズ設計すると、6個入の大きさになりました。
 板は手持ちのアガチスや朴の5ミリ厚板を端部Vカットで揃え留組みで組み上げて、蓋は慳貪の差し込み式とすべく、トリマーの活躍場です。接合にはミニチア家具用の丁番と3ミリ径のマグネットを使いました。出来上がってバッグに入れ、コンロが使える公園へ試し走りの野点へ『カワムラ号』で行くと、中の菓子ケースが揺れるようです。これは中をしっかり保持出来る様にすべきと、手持ちの3ミリ欅と6ミリ合板を使って相欠き継ぎの方法で中仕切りというか中棚を作りました。塗は、箱は鎌倉赤、中仕切りは蜜蝋です。中仕切り板含めて携帯時は板5枚分の厚さ(27ミリ)から、パタパタと組み立てると箱が出来上がり、マグネットだけでは若干不安な形状保持に、2色のゴムバンドで外を囲みました。
 お茶の稽古への途中で、とらやへ行くことがあり、赤坂店で7月の菓子(沖の空、永久のひかり)を収めるとピッタリでした。

 茶道具の水指は中身の携行のことは考えてなく野点で困るので、それなら水を持ち運びできるのを作ろうと考えました。作った水指の中にはシリコンパッキン蓋付の540mlガラス瓶がピッタリ収まっていて、揺れ漏れの心配なしに水を運べます。トリマル君とトリマーを使った底付円筒物切削はこれ迄、超長尺ビットでの限界深さで深さ9cm程度までしたが、ガラス瓶内臓で底部後付けの方法を考え、頂部と底部双方からの切削で桂角材から直径10cm高さ15cmの水指を、製作中の旅箪笥用に作りました。同じ方式で、300mlだった『提げ茶箱』の水指を、550ml版(容器はPET瓶)に大型化するのも作りました。水指には柄杓と更に蓋置きがセットで必要ですので、旅箪笥用に小型の柄杓を相手にセットを作りました。

自転茶箱、ボトルケージに納まる自転車用茶箱をトリマル君で。ミニベロ(Dahon Dove)のフロントディレイラー、多段化の第2弾
中椀付けてチタンマグ雪峰L200をDahon Doveに スーパーLJレバーをミニベロのハンドルステムに組付け 自転茶箱に器据
遊山箱 湯沸かし道具や菓子を組んだ提げ茶箱 トリマル君で茶入れ、密閉タンク内臓の水指 どこでも野点

 

作者紹介

作者名(ニックネーム)
sarusuberi
性別
男性
年齢
60代
木工歴
0~5年
住所
東京都
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