バンド・ソー作品 ―タンブール・ボックスー
作成者:OFF
2025年11月6日
作品紹介
- 作品名
- バンド・ソー作品 ―タンブール・ボックスー
- 材質
- 本体は2by4のパイン材、ダンブール扉の繋ぎは麻糸
- 使用した道具
- バンドソー(オフコさんで16年ほど前に購入したKERV DF-14)とスクロールバンドソー(これもオフコさんで2年前に購入したペガス社製)
- 作品コメント
- タンブール(tambour)は、フランス語で「ドラム」または「ロール」を意味する言葉に由来しているようです。タンバリン(Tambourin)はその英語で同じく太鼓をさしています。
「タンブールドア」は、細く加工した木材などを蛇腹状につないだ、スライドして開閉するタイプの扉のことです。フランス語の「tambour(タンブール)」は太鼓の表面が膨らんでいて、この蛇腹の様子をあらわしたいるらしいです。タンブール・ボックスはこの蛇腹式の蓋の付いた箱ということになります。
通常は、タンボールBOXは、テーブルソーとルーターを使って作られます。どちらも正確な加工が得意ですが、この二つの機械は、高齢のDIYerにとって安全なツールとは言えないし、なにしろその爆音は夜中の楽しい木工作を許してくれません。一方、バンドソーは比較的安全なツールであり、加えて、その軽やかな音は心地良くさえ聞こえます(私の主観です)。私は25年前にテーブルソーとルーターを片付けてしまい、バンドソーを中心に木工作を楽しんでいます。もちろん、真夜中の作業は至福の一時です。
今回は、このタンボールBOXをどうにかして、バンドソーで作れないかと考えてみて、試行錯誤して完成しました。バンドソーだけで作ることと、帯状の蛇腹に仕上げるのに麻糸を使ったところは、結構新規性があるように思います。いつものように動画をアップしてあるので、その反響が楽しみです(自画自賛)。
製作過程をYouTubeに載せています。https://youtu.be/_GlF81agMgM
作者紹介
- 作者名
- むささび
- 性別
- 男性
- 年齢
- 70代
- 木工歴
- 11年以上
- 住所
- 東京都
- 作者ホームページ
- むささび工房ブログ