棗の中蓋(茶器の内蓋)持ち歩く野点の茶入れの必需品を木製で


作品紹介

作品名
棗の中蓋(茶器の内蓋)持ち歩く野点の茶入れの必需品を木製で
材質
欅、桜、桂、朴、吹き漆
使用した道具
高儀トリマー、サークルカットジグ「トリマル君」、ドリルスタンド
作品コメント
 野点の茶箱や茶籠という携行茶道具を組む際には、道具が壊れない様に、またコンパクトさと使い易さの相反する事態の調整などの留意点は色々ありますが、抹茶の容器である棗や茶器から中身が漏れないようにする事が重要ですので、中蓋は必需品です。機能だけであれば、プラスチック製品等を活用するので構わないのですが、趣味の世界を謳ってる様な道具なら趣も求めたいと思ってます。
 道具と力量が揃えば、コンパクトな茶入れを本体と中蓋とを揃えて綺麗に作りたいのですが、木工旋盤が無くドリルスタンド活用のナンチャッテ旋盤では回転ブレも大きく、また本体を掴める大きめサイズのチャックは大変高価で、有ってもブレを補う力量など無く蓋物製作は難しいのが現状です。また、トリマーと円形ジグを使っての蓋物製作は何とか可能でトライは続けてますが、本体と蓋の寸法が綺麗に合えばラッキーというのが現状で、なかなか好みの物を作り出せません。そこで、中蓋は無いが好みの棗や深めの香合で、完成物や木地で条件良く入手出来た場合には、それに合う中蓋を作る方策を行なう事で、茶入れのラインアップを用意しました。
 中蓋用材は、極力本体と同様木種のものにしますが、無理な場合は工作性から桂か朴の5~8mm厚さの薄板を使ってます。
 中蓋の外径は本体上端部にチョコッとしかも隙間無く載るだけの寸法に真円に切る必要があります。また通常は裏面を2~3mm厚み分だげ本体内側に落とし込む形にするので、外径から段差切削します。これらは裏面で円形ジグを使ったトリマーで工作しました、円形ジグは当初はアクリル自作盤でしたが、トリマル君導入後は精度が格段に向上しました。この際の留意点はビット挿入用のドリル穴位置で、幾らトリマル君使ってもこれが狂ってるとおジャンです。反対側の表面削りでは窪みと中央に摘みを設けます。これも最初は円形テンプレートを使ったリング状掬い切削、次にトリマル君を使っての全面掬い+後付け木摘み接着で作りました。
 小物なら掴める中華製チャックの掴み部確実性改善をした後、及び自作フェースプレートの精度改善や対象物固定に強力両面テープ採用後は、中蓋をナンチャッテ旋盤機に組付けての裏面盤削りも行なうようにしました。特に、本体との合わせ部を確認しながら工作が出来るので、ピッタリした中蓋嵌りを得られる様になりました。但し両面テープの場合は充分な注意を行ないながらの工作です。
形が出来た後は、塗りです。現状、拭き漆を主体にしてますが、これもなかなか上達しません。
 既に貰われて行った茶箱に組み込んだ中蓋付き茶入れも含めて、満足の行く中蓋では未だ無く、「趣を求めたい」と偉そうな事を言える様なレベルにまで早く達せられるよう、まだまだ修行です。

 

作者紹介

作者名(ニックネーム)
sarusuberi
性別
男性
年齢
60代
木工歴
0~5年
住所
東京都
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