仕覆と網袋に使う緒と糸のための組紐台


作品紹介

作品名
仕覆と網袋に使う緒と糸のための組紐台
材質
水目桜
使用した道具
高儀トリマー、サークルカットジグ「トリマル君」、ドリルスタンド
作品コメント
茶道では茶道具を保護し、またそれ自体の意匠の目的も兼ねて、仕覆や網袋が使われてます。網袋を組むための糸(つがり糸)は素地の糸を何本か撚って、直径0.7~1.0mm程度の撚糸にしたものを用います。仕覆は袋物ですが、仕覆上部に縫付けた小さなループ群(このループがつがりで、上記糸はこれ用のモノです)を通した上で縛るために使われるのが緒です。緒は、撚糸を使って、紐を編むように組んで作ります。
これらの緒や撚糸は、組紐屋で売っているものですが、私の網袋の師匠(木工をはじめ茶道具造りのマイスターでもある)はこれらも自ら作られるので、作り方や道具を一度見せて貰いました。それで私もやってみようと道具準備から始めました。緒を組む道具の基本土台は組紐台(セット)です。私もネットで師匠のに似たような中古を入手しました、組紐台の天板(鏡板と云う)が角台になっているモノで、豊縄流とか云う流儀のものでした。師匠は角台の部分を、小高い饅頭の様な球体に十文字4筋の糸通りを削った丸鏡板にした物で組んでおられ、使い易い物でした。師匠の緒は4つ組(4本の撚糸で組む)なので、それに特化した鏡板にしているというわけで、真似る事にしました。
網袋では緒を使って縛る方式が主ですが、網袋の上部でループ把手にしてそれ自体で縛る方式の場合もあります。この場合、上部は八本組の紐とするのが多く、これを組むには丸台が適しています。入手した組紐台セットは、組み上がった紐が上へ引っ張られる形式のもので、八本組丸台は組み上がった紐は下へ垂れ下がる形式で異なる様式ですが、両方出来る様に鏡板部を付け替えをする方式にする工作をしました。
糸が直接触れる鏡板(丸台でも饅頭型でも)は、スベスベした材質の物が適しているとの事で、ネットで調べるとブナや水目桜の使用例がありました。到着した32mm厚さのずっしりした水目桜材に対して、旋盤が無いので頼りになるのはトリマーです。階段状にカットして、あとはひたすらヤスリ掛けです。丸鏡台はドリルスタンドの旋盤擬きにフェースプレート付けて滑らかに削れましたが、丸台は重いので無理でしたので、結構時間掛かりました。
丸鏡台は師匠の饅頭型にはならず円錐版型になりましたが、これから使いながら十文字の糸筋目を削っていく予定です。

 

作者紹介

作者名
sarusuberi
性別
男性
年齢
60代
木工歴
0~5年
住所
東京都

 

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