瓢箪茶箱を初釜で点前デビュー 久し振り正座用に合曳製作 二つ折り丸盆製作


作品紹介

作品名
瓢箪茶箱を初釜で点前デビュー 久し振り正座用に合曳製作 二つ折り丸盆製作
材質
檜 合板
使用した道具
トリマル君
作品コメント
 この正月に3年振りに初釜に参加することになりました。その際茶道師匠から、瓢箪茶箱でお点前の依頼が来て、先ずは正座に耐えられるかが心配で、急遽座椅子を作ることにしました。
 本物はブランド材の島桑(御蔵島の桑)の物だと福沢先生5~6枚級もする高級品の江戸指物ですが、当方は合板端材を使っての材料費タダの工作です。作り方は江戸指物を真似て、見かけ上はそれらしい形に出来ました。久し振りの正座で高めのお尻位置が安心かなと、オプションで嵌め込むゲタも用意して準備万端です。
 お点前本番は卯の花手順で行う事になり、先生から四角盆を拝借して何とか行えましたが、どうせなら合わせる丸盆を用意しておこうと思い、携行時に瓢箪茶箱寸法に合う二つ折り丸盆を作る事にしました。茶道雑誌なごみ1991年9月号で、黒田宗光さん文に、池乃浦大起さん作の二つ折り山道盆の写真が載っており、小さなそれ用に作られたであろう美しい丁番で折り畳みが出来る形のものは有りましたが、他では折り畳みの丸盆事例は無く、先ずはミニチュア家具用のミニ丁番でトライしてみました。使う板材は9ミリ檜材です。丸盆の縁部での丁番固定は旨くゆかず、マグネット接合に切り替えました。盆中央部の板厚は5ミリで、用意したのは直径3ミリ高さ3ミリの超小型ネオジム磁石です。試し板でのトライアル結果で磁石8組を組み込む事にしました。荷を載せる盆ではないのでそれで十分でした。カチッと接合出来ます。
 初釜時には間に合わせで窮屈だった瓢箪茶入れの網袋も、きちんと寸法合わせた組柱を用意して、しっかり包める網袋を作りました。これで遊山箱にも使える事ができます。

リクセン受を設けたランドナーに茶釜付き野点台を積み、瓢箪茶入れの茶箱で野点へ、DOVEのRIXENのクイック化も
瓢箪(ひょうたん)形の茶箱 トリマル君と超長尺ビットのトリマーで刳り抜き

 

作者紹介

作者名(ニックネーム)
sarusuberi
性別
男性
年齢
60代
木工歴
0~5年
住所
東京都
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