バンドソーボックス“BONSAI 盆栽Ⅱ 懸崖に挑戦” -日本の伝統的な園芸の木工表現に挑戦(ちょっとオーバー)-
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作成者:OFF
2021年7月26日
作品紹介
- 作品名
- バンドソーボックス“BONSAI 盆栽Ⅱ 懸崖に挑戦” -日本の伝統的な園芸の木工表現に挑戦(ちょっとオーバー)-
- 材質
- 今回使った材はユーカリです。初めて使いました。おもての面です。木肌がきれいで適当な硬さがあり(あまり固いと挽割りが難しい)なかなかいい感じです。裏側の板は米栂(ベイツガ)を使いました。ちょっともったいないのでしたが仕上がりがきれいです。 中間に挟んだ材はいつものようにパイン材とシナ共芯の合板です(模様がきれいです)。塗装は、顔料系で色を付けウレタンの上塗り仕上げです
- 使用した道具
- バンドソー(オフコさんで16年ほど前に購入したKERV DF-14)とボール盤とスピンドルサンダー等
- 作品コメント
- 前回2021年2月17日に、-日本の伝統的な園芸の木工表現に挑戦-、と大仰に構えた副題でBandsaw box “Bonsai盆栽”を投稿しました。
今回はその第2弾です。前回は最初だったので蟠幹(ばんかん)と呼ばれるオーソドックスな樹形で作りましたが今回は「懸崖(けんがい)」と呼ばれる樹形に挑戦しました。懸崖は険しい崖の淵に逞しく生育する老松の姿をあらわしていて、幹と枝が長く崖下へ垂れているダイナミックな樹形をしています。バンドソーボックスでは表現できないなぁと思っていたのですが丁度良いモチーフがあったので挑戦してみました。
製作上の前回との大きな違いは、おもて面の立体化をより強調するために、おもて面の奥行きを三段にしました。つまりおもて面を3枚切り出して(挽割り)、枝と幹と葉ぶり(5つの引き出し部分)にそれぞれ奥行き感を持たせました。また、隠れ引き出しとして、鉢の部分に脇から引出しを設けました。バンドソーボックスで、引き出しの出し入れの向きが混在すると工作の手順に一工夫必要になります。
超スローペース、超マイペースなので2ヶ月ほど楽しみながら作りました。盆栽の趣味はないのですが、これを作っているもなかなか面白そうだなぁと思うようになりました。制作過程の詳細は、YouTubeを観ていただければ嬉しいです。
https://youtu.be/l_3LpPm0690
作者紹介
- 作者名
- むささび
- 性別
- 男性
- 年齢
- 70代
- 木工歴
- 11年以上
- 住所
- 東京都
- 自己紹介
- 木工好きの老人?です。年金生活に突入し、木工が生活の大きな位置を占め始めています。これまでいろいろな趣味を手掛けてきましたが、一貫して続いているのは木工です。特にこの15年ほどはオフコさんで購入したバンドソーと木工旋盤を使って楽しんでいます。この二つが工房に来てから、木工が一段と楽しくなりました。特にバンドソーは高齢者に優しく、用途も無限大で必需品です。最近、ぺガスのスクロールバンドソーも購入してしまいました.
https://youtu.be/zdfG-lexlkg
というわけで、庭の小さな工房で日々木工を楽しんでいます。
- 作者ホームページ
- むささび工房ブログ